ところで、帰り、駅でラーメンを食べながら、図書館を利用したこと、お茶をいただいたこと、バスの時間を調べてメモをいただいたこと、これらすべてが無償だったのだよなあと改めてしみじみと気づいてからこの私設図書館での滞在の経験について未だ考えている。

これをこんどはわたしが誰かになんらかのかたちで渡すのだろうなあとなんとなく思う。そうしてそれはバトンを渡すようなものや負債の転嫁のようなものではなく、他でもどこかへ帰っていく図書館を利用した(意志を持って、もしくは事後的に見いだされる意志を持って、だからたぶん「もてなし」や「歓待」とも異なるように思うから)みなが自然に身に着けることになる態度(懐中に携帯するなにか)としてなのかもしれないと思う。

小さな火が静かに燃え移っていくように。煙草の火を、または熾火をシェアする人たちのように。  

 

月曜社から谷川雁が出る。かきとりシステム買おうと思ってお小遣い貯めてたのに。