ヒトは滅びてカメラだけが録画し続ける

カメラの数だけ記録は膨れ上がる。

そのころには視覚記録を自動知性に委ねて久しく

カメラは自動に増産されサボテンや珊瑚のように宇宙に増殖している。

バイオとロボットを組み合わせたようなカメラ細胞が増殖して空間を制圧している。

見つめあうカメラ細胞。 

わたしたちは何周も遅れていま、カメラ細胞の記憶(記録)への参画にやっきになっている。

わたしたちの記録は廃棄と同義になっており、わたしたちは記憶することじたいを記憶のしかたを忘れているみたい。

 

郝景芳さんの短編に引用されていて還魂記を知った。還魂記では生生死死果てなく増殖する情をどうしよう、とある。

この情はミームみたいなものでもないだろう。

短編では、パラレルワールドを行き来して思い人を探す。いや追われるのだったか。蝶が飛んでいるので別のパラレルワールドにいることがわかる。蝶に気づくところが怖い。

読んでいたときはなんとなくマンガbleachで剣と修行するパラレルワールド(地面のない果てしないビルの斜面に立って剣の霊?と闘う)をイメージしていた。