剪定されたビワの枝が

幾枚かの大きな葉をだらりと垂らして

金網に引っかかってへばりついていた。

昨日の雨に濡れてふやけてぼやぼやになったあととみえ

今朝からの陽にあたり乾いてふかふかにみえた。

大きななにかの脱力したなにかが

モップのようなうさぎを模したモップのようなものが

己が無気力を衆目に晒してようにもみえ

信号を待っている間ずっと

見ていたわたしもなんだか脱力してだらりと

なにかにもたれてぶらさがっているような気持ちになった。

身体はひとつの限界ではあるけれど

わたしの感覚は少しもその身体をカバーできずにいる。

それどころかまったく別のどこかに勝手に身体を預けてしまっている。